FF7においてひときわ重要な存在、というのか物語の一市民の視点で見ていると思われるマリン。
ダインの忘れ形見である娘を引き取り、バレットが育てているというものだが、星の動きに対するマリンの敏感さはメインキャラクター達と同じ、もしくはそれを越えているほどだと言って良い。
マリンのプロフィール
マリンとバレットは冒頭に書いたように全く血縁関係がない。
元々はエレノアという女性とバレットの親友であったダインとの間に出来た子供であった。
ダインは過去に魔晄炉の建設に一人だけ反対しており、その魔晄炉の設置に関して親友であったバレットとも音信不通になっている。
本編スタートの段階ではバレットは反神羅組織のリーダーという立ち位置ではあるが、過去には魔晄炉に対して全く否定的な立場ではなかった。
結果的に故郷の魔晄炉はメルトダウンを起こしてしまいマリンの実の母であるエレノアは死亡し、ダイン自身はコレルプリズンに送られた。
バレットは死んだものとして遺されたマリンを引き取り育てていたが、コレルプリズンでは再度戦うことになる。
ここで、1つ不思議なポイントは
『ダインは魔晄炉の実体を知っていたのか?』
というところ。いわゆる『星命学』についての知識があったのかもしれないという話です。
マリンの能力はダイン譲り?
本編のエンディングでホーリーの中にあるエアリスの意識を最初に感じ取っているキャラクターがマリン。
他にも、アドベントチルドレンでは幻影を直接見ていないクラウド以外では一番最初に星の意識(エアリスの存在)を感じ取っているなど、この手の場面では非常に反応が早い。
星命学はコスモキャニオンの発祥であり、ダインやバレットの故郷であるコレルとは直接的な関係はなかった筈ではあるものの、これを感じ取っているマリンを考えると、ダインは元々星について多少の知識を知っていたのかもしれません。
もしそうであれば、頑なにコレルへの魔晄炉建築に反対した理由にも辻褄が合うし、マリンの能力にも納得が行く気が…。
エレノアの出身地などは詳細が書かれていないので、どのような人物であったのかがわからないが、マリンの親であることを考えると、実は星命学に触れていた人間だったのかもしれない。
子供ゆえの感性?
少し現実的に考えると、子供は環境などの変化に非常に敏感な一面があると思いますが、、、
マリンの場合はアドベントチルドレンでの様子を見る限り、”マリンだけ”が持っている独特の感性を感じてしまいます。
特に、本編に続いてエンディング付近で感じたエアリスの気配と、冒頭に喋るメテオとホーリー衝突後の”星の怒り”についてはそもそもこんな小さな子どもが解説できるような問題ではないはず。
やはりというか、マリンにはなにかしら特別な力が生まれているような気がしてしまう。