FF7の本編に登場する古代種についてまとめています。

1

FF7には人間以外に複数の種族が存在しており、その中でも大きな力を持っていると言われているのが古代種と呼ばれる存在です。

しかし、古代種はその名の通り古代の種族であり、FF7の本編が始まった段階では純血の古代種というものは存在していません。

その変わりに唯一古代種の血を引くハーフがヒロインであるエアリスです。

1

古代種が持つ力の一番大きな特徴はメテオから星を救うことの出来る白魔法【ホーリー】を唯一発動させられるという所です。

究極の破壊魔法がメテオであるとすれば、その対岸に位置するのが古代種のホーリーだという訳ですね。過去作や他のナンバリングではメテオやホーリーは一般的な後半の魔法でしたが、FF7においては星の運命を握る大きな鍵の1つになっています。

スポンサーリンク

最後の古代種はエアリスの母だった

ヒロインであるエアリスの父親は神羅に所属するガスト博士、そして母は最後の純血の古代種であるイファルナという女性です。

イファルナは古代種の力に気が付いた神羅によって襲われ、研究対象として連れてこられた立場ではありましたが、この2人の間に出来た子がエアリスです。

古代種は太古より星の守り人のような存在として数多く存在しており、ジェノバを封じた事もありますが本編で多数を占める人間とはいわば違う種族であり、レッド13の一族からはセトラとも呼ばれていました。

進化の過程で人間が大きな力を持つ世界になってきたころ、セトラは特別な力を持っていることから迫害され隠れるように人目を避けた生活を送るしかありませんでしたが、科学技術を大きく向上させた神羅カンパニーによってついには発見され、その血筋はエアリスのみに引き継がれたという訳です。

約束の地の存在

2

スポンサーリンク

本編の段階で神羅カンパニーがエアリスを狙っていた大きな理由の1つに【約束の地】の存在があります。

約束の地とは古代種の種族上の考えで言えば”人間や古代種を問わず、誰もが安らかに暮らせる場所”となっていますが、神羅カンパニーの視点ではFF7本編やBCFF7やCCFF7などの前後を描いた作品でも魔晄エネルギーが非常に豊富な場所だと判断されていました。

魔晄エネルギーとは星の生命であるライフストリームであり、神羅カンパニーの事業において欠かせない資源だったという訳です。

古代種の人々は約束の地の存在を知り得ているという神羅の考えの元、迫害を受け続けていた、しかし実際に本編ではあまり深く掘り下げられていません。

唯一コスモキャニオンのハーゴ長老の考えでは古代種の死に場所として語られていたのです。

エンディングにおいてはエアリスからのメッセージを受け取ったクラウドとティファがこの約束の地でもう1度会えると語っていたことから俗説としては”死後の世界”や”魂だけが行ける場所”との見方が有力だと思われます。

そもそもエンディングの段階ではエアリスは既にジェノバによって命を奪われています。

しかし、ホーリーが発動し、メテオによる危機が目前になった時にエアリスの気配を感じ、その直後に大量のライフストリームが星を包み込む様子が描かれています。

エアリスはこの時、星と一体になった魂の状態だと考えられることからも、肉体を持ったままではたどり着けない場所であるというのは間違いなさそうです。

古代種とジェノバ

2

ガスト博士がジェノバと古代種を勘違いしたのにはジェノバの性質である擬態能力が関わっています。

イファルナとの間にエアリスをもうけていながら、宇宙生物を古代種だと考えた経緯は不明ですが、深読みするとすればそれだけジェノバによる擬態が巧妙だったと言わざるを得ません。

また、セフィロスもクラウドによってライフストリームに落とされるまでは宝条博士が進めていた研究資料から自分自身が”古代種”だったという錯覚を起こしています(これも見方によれば体内に共生していたジェノバによる記憶の混同の可能性もありますね)

ただし、ライフストリームに落ちて様々な星の知識を知ったセフィロスはジェノバと古代種が別の存在であったことを知り得ていた筈です。

ジェノバを使ってエアリスを始末したのは、唯一のホーリーの使い手であるという理由が1番でしょう。

スポンサーリンク