FF7 アドベントチルドレンの考察記事になります。

*以下ネタバレ注意*

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ここでの考察対象はカダージュとセフィロスです。

3人登場したセフィロスの思念体の中でもリーダー格であり、戦闘の腕も中々強い。

カダージュがクラウドを兄さんと呼ぶのはジェノバ細胞から発生した思念体だからだと予想が付くのですが、もう1つエアリスやザックスのいる場所、そしてエアリスの声で『母さん』と呼んだカダージュを思い出しました。

元々はルーファウスが隠し持っていたジェノバを対象として『母さん』という言葉を使っていましたが、一度セフィロスへとリユニオンして元に戻った時、最後にクラウドの腕の中ではエアリスの問いかけに対しても『母さん』と言います。

さてさて、これは一体何を表しているのでしょう?

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エアリスの存在が想像以上に大きいかもしれない

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本編ではその生命をジェノバに奪われたエアリスですが、エンディングではライフストリームの噴出に明らかに手を貸しているようでした。

そしてFF7 アドベントチルドレンではクラウドを覆った水、雨、泉といったものの近くで、マリンがエアリスの気配を感じています。

雨が降り出した瞬間にマリンは『お姉ちゃん!?』と言っているので、あの星痕を癒やす水や雨にライフストリームに流れているエアリスが関わっているのは間違いなさそうです。

問題なのは”ライフストリームの中”はどうなっているのか?っという所。

これが分からなければ、カダージュがエアリスの声に『母さん』と言った理由も見えてこないのですが…。

思念体という概念

カダージュ達が非常に分かりにくいのは思念体という聞きなれない言葉です。

この思念体とはそもそもが”ライフストリーム内の”ジェノバ細胞であり、セフィロスの支配下にあります。つまり、FF7の本編で言えば黒マテリアを渡したクラウドのような存在です。

ただし、カダージュ達は全員がセフィロスの思念体(ジェノバ・コピー)なので、そのどれかがジェノバ本体(ルーファウスが持っていた首)とリユニオンすることによって再び地上にセフィロスとして甦れるという仕組みです。

クラウド自身が何も知らなかったように、カダージュ達も目的自体は『母さんが教えてくれる』と言うだけで、セフィロスになるのだフハハハ的なセリフは存在しません。

これらを整理して考えられるのは

  • カダージュ達はセフィロスによってジェノバの溶けたライフストリームから生み出されたセフィロス・コピー

だというふうに考えられます。

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2年前の戦いでライフストリームにセフィロスとジェノバが同時に溶けたということは、エアリス、セフィロス、ジェノバ、その他の命でライフストリームは構成されることになります。

セフィロスは進化したのか?

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リユニオンによって復活したセフィロスはおそらく、FF7本編のセフィロスよりも進化をしています。

それはジェノバと完全に同化を果たしたことによってライフストリーム内にジェノバが存在している限り、カダージュのような存在を介して本体さえ見つければリユニオンを行うことによって復活することが出来るからです。

しかし、進化はしましたが、力として見た場合は弱くなっているとも考えられます。

そもそも、FF7の段階ではジェノバという存在はセフィロスの支配下にありそれを使ってエアリスを殺害するなどの事件を引き起こしているからです。また、黒マテリアがなくなったことや、肉体の構成が完全にジェノバになっていることを考えると、アドベントチルドレンに登場するセフィロスは

  • ジェノバという本体に戻った部品としてのセフィロス

だとも考えられます。部品という意味は外見や思想などもふくめてですが…。

マテリアを持っていないクラウドに追い込まれたのもそう考えると納得出来ますね。

ジェノバはおそらく消滅した

ライフストリームとは命の流れだとルーファウスが語るシーンがありますが、その中からおそらく消滅していく生命もあるでしょう。

冒頭でマリンが話す『星はライフストリームを”武器”として使った』という言葉がありますが、ライフストリームは星の意思とも汲み取れます。

結果的にクラウドを助けた水の膜や、カダージュが追い詰められて降り出した雨、目覚めたクラウドが浮かんでいた教会の水は星痕を消す作用がありました。

星痕症候群はジェノバ因子との離反作用から発症する病気ですから、ジェノバ因子や細胞が消えれば星痕症候群も消えるという訳でしょう。

星の命を狙っている存在をライフストリームが歓迎する道理はありませんから、ライフストリームの中も外も含めてアドベントチルドレンではジェノバという存在が消え去ったのだと考えられます。

ぶっちゃけクラウドはカダージュ戦後に1度死んでいる筈です。

しかし、そこにザックスとエアリスの声が聞こえてきて目覚めると教会…という流れですから、ライフストリームを通じてエアリスが助けてくれたのでしょう。

さらに言えばカダージュ達もライフストリームに溶けていった筈です。

元に戻ったカダージュはもうジェノバの首を持っていなかったことからリユニオンすることも出来ないでしょう。

そこへ生まれた元(ライフストリーム内からの声)が聞こえたことから実際にはエアリスだったにも関わらず、『母さん』だと感じたんだと思われます。

というわけで、以上がFF7アドベントチルドレンにおけるカダージュとセフィロスの考察でした。

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